2013年10月20日

反日教育に終止符?!

このブログは、純粋に「K-POP」のことについて綴ろうという趣旨ではあるのだが、文化を扱う上ではやはり一つの側面だけを見ていたのではどうしても見方が偏ってしまいがちとなる。今回はイデオロギーに触れる記事となるが、K-POPを愛してやまない皆様にも是非ご一読頂きたい。

韓国「教学社」が出版した高校の新しい歴史教科書が検定で合格したことがこの秋大きな話題となっている。これまでの韓国の歴史教科書は、それこそ歪曲の域を超えた「反日、反日、反日」であったわけだが、この教科書では日本による統治を「肯定」する表現が盛り込まれているというのだ。

朝鮮総督府(ちょうせんそうとくふ)
採用する学校がどれほどの数になるかはわからないが、そうした論調の教科書が検定を通ったことは、韓国社会にとっては歴史を覆すような大事件なのである。韓国メディアによると、教学社の教科書は日本による統治に関し、「新しい都市が植民地的要求により交通・流通の中心地に成長した」「工業化が急進展し、近代教育を受けた『新女性』が登場した」などの記述が多く見られるという。

京城帝国大学(けいじょうていこくだいがく)
これは数年前から唱えられ始めた、日本による統治が韓国の近代化を促進したと考える「植民地近代化論」に基づくもので、日本統治時代は全て「悪」であるとの認識で固まっている韓国社会では、こうした内容が教科書に掲載されることはなく、そのような考えを持っているだけで「売国奴」のレッテルを貼られてしまうことさえあるのだ。

京城三越(けいじょうみつこし) ※左側の建物
政治的な側面が入ってくると、日本に対してだけ異常なほどの嫌悪感・憎悪感をあらわにしてきた韓国。国を二分するであろう今回の出来事は本当の意味で韓国が近代化を遂げられるかどうかの最大のハードルと言えるかも知れない。色々な意見はおありだろうが、こうした教科書の登場は今後の日韓関係にも少なからずいい影響を及ぼすであろう。


<朝鮮総督府>
1910年(明治43年)に日本領となった朝鮮を統治するために設置された官庁。庁舎は京畿道京城府(現ソウル特別市)の景福宮敷地内に設置された。戦後、建物は国立中央博物館として使用されていたが、1995年に解体。

<京城帝国大学>
1924年(大正13年)に日本6番目の帝国大学として、京畿道京城府(現ソウル特別市)に設立された朝鮮唯一の旧制大学。大学の略称は城大(じょうだい)。 1946年に京城大学に改称し、その後は現在のソウル大学となる。

<京城三越>
1930年、三越百貨店の京城店として開業したデパート。戦後は韓国人が経営者となり東和(トンファ)百貨店と改称。1963年にはサムスングループの傘下となり、店名は公募によって「新世界(シンセゲ)百貨店」と改められた。


※使用している画像について
画像は3点ともフリー百科事典「ウィキペディア」に掲載されている『日本統治時代の朝鮮』『京城府』のページより引用致しました。いずれも著作権の保護期間が終了しており、出典を明示した上での使用は差し支えないとのことです。

2013年10月15日

少女時代『GALAXY SUPERNOVA』

少女時代の日本8thシングル『GALAXY SUPERNOVA』。その公式MVの再生カウントが着々と数字を伸ばしている。この楽曲は人気ブランド「サマンサタバサ」の初ジーンズ・ラインである「サマンサタバサ・ジーンズ」とのタイアップ曲で、本人達出演のTVCMがすでに大量オンエアされている。


曲調は日本上陸曲である「GENIE」以来ではないかと思われるほどキャッチーでストレート。純粋にかっこいいと感じさせてくれる覚えやすいメロディーだ。イントロからのいかにもダンス・ミュージックらしいシンセサウンドがいい。最新ビートではない、90年代のどこか懐かしい雰囲気が全編に漂っているのである。

MVはサマンサタバサ・ジーンズの新鮮でタイトかつスタイリッシュなイメージにピッタリの映像に仕上がっている。なお、TVCMはこのMVと同じセットで撮影されたもので、少女時代にちなんだ9色のカラージーンズも曲の発売日に合わせて発売されたという。個人的には「少女時代」久々のお気に入り楽曲となりそうだ。


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2013年10月12日

BTOB『Triller(スリラー)』

9月上旬、「BTOB」3枚目のミニアルバム「Triller(スリラー)」が発売された。映像はタイトル曲「スリラー」の公式MV。鋭くエッジの立ったストリングス・サウンドと、力強いビートにワイルドなヴォーカルを乗せたエキサイティングなナンバー。休む間もなく展開していく曲の構成と疾走感あふれるラップが聞き手をスリリングな世界に誘ってくれる。


ダンス・チューンからバラードまでどんな楽曲でもしっかりとした世界観を完璧に作り出す彼ら。今回もその能力を遺憾なく発揮している。今回のアルバムにはメンバーたちも制作に積極的に参加。

収録曲「なぜだ」は事務所の先輩「BEAST」のイ・ギグァンとBTOBのイム・ヒョンシクが共同で作曲し、イ・ミンヒョクとチョン・イルフンが作詞に参加した。不確実な未来に不安でいっぱいだった練習生時代に、ふと夜空の輝く星を見ながら話し合ったというBTOBの実話から作られたという。名曲揃いのミニアルバム、ご一聴あれ!


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2013年10月5日

「KARA」の今後は??

4日、日本のスポーツ紙で「KARA解散」と報じられたことを受け、所属事務所が公式見解を発表した。今回はその内容をそのまま掲載させて頂く。

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DSPmediaとKARA、国内「契約満了」に関する所属事務所の公式見解
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お世話になります。

今日報道されたKARAとDSPメディアとの国内契約関連に関しまして、下記の通り、所属事務所の公式見解をお知らせ致します。

◆ギュリ、スンヨン、ハラの3人は2年再契約を完了しており、今後の活動をDSPと一緒に行う事になりました。ジヨンは他のメンバーとはちがい、来年4月に契約が終わる関係で、歌手としての活動と学業など進路についてもう少し時間をかけて熟考することに致しました。

◆ニコルはDSPとの再契約の意思がないことを明らかにしており、来年1月予定のまま契約が満了されます。

◆KARAは一部のメンバーが再契約がなく離脱しても、グループは解散せずに、国内および海外活動に継続して専念していく予定です。

以上です。 
ありがとうございます。
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要約すると、二コルは抜けるかもしれないが、KARAは解散せず、4人ないし3人での活動になる可能性が高い…ということのようだ。新メンバー補充といった記述などは特にない。まだ真相はわからないが、いずれにせよ、今の5人のまま継続することはどうやらなさそうな気配だ。ファンとしては少々寂しいが、事の推移をしっかり見守っていきたい。

2013年10月3日

KARA「淑女になれない」

KARAがこの秋、韓国で1年ぶりにカムバックを果たした。映像は4thアルバム「Full Bloom(フル・ブルーム)」のリード曲「숙녀가 못 돼(Damaged Lady)/淑女になれない」の公式ミュージックビデオ。日本で見せる表情とは明らかにコンセプトの違う楽曲だ。アイドルと呼ぶには失礼なほどアーティスト性が高い。


今回のアルバムは洋楽的なアプローチにあふれた意欲的な作品だ。アコースティックなボサノバ調ブルースで始まり、2曲目にこの「淑女になれない」が続く。ダンサブルないつものKARAを出しつつも、音楽的にはいつもよりかなりハード。さりげなくメタルサウンドも散りばめられている。

韓国での活動曲「Lupin」「Jumping」「Step」「PANDORA」と1年ごとに確実に成長を遂げてきたKARAがまさにFull Bloom(満開)を迎えたかのごとく、高度な音楽性を実現したアルバムといえよう。


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2013年10月1日

メンバー3人が兵役へ。

映像はこの夏発売された「CODE-V」の日本4thシングル「約束」の公式ミュージックビデオ。すでに報道されているように、メンバー4人の内3人が来年初頭に兵役に就くことが決まった。


「CODE-V」というグループ自体はオーディションで新メンバーを補充し、活動は続けていくのだという。公式サイトにもその旨が掲載されている。韓国の男性芸能人には避けて通れない「兵役問題」。今後K-POPの他のグループにも次々と対象者が表れることになる。ファンにとっては気が気でないであろうが、これも文化の違い…と受け止めるしかない。


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