2013年5月23日

日韓関係は「男と女」Part2

3月に執筆した『日韓関係は「男と女」』という記事に対し、その後様々なご意見を頂戴している。その中から一つのヤリトリをご紹介させて頂く。

 <ギュリ男さんからのコメント>
新曲聞きました!! KARAらしい元気の出る曲ですよね。ギュリが韓国の記者に竹島のことを聞かれて、あいまいな答えをした後バッシングにあったことがありましたよね?僕は彼女の姿は信念のある行動だったと思ってます。ファンとしてうれしかった。これからもずっと応援していきます。

竹島(島根県隠岐の島町) ※ウィキペディアより引用

<私の返信>
それ、去年の8月でしたね。会見で、記者がメンバーに対して、「独島はどこの領土ですか?」って聞いたんですよね?何とも下品な質問だな…と思いました。

決して日本のマスコミが上品だとは思いませんが、 同じメディアに関わる者として、信じられない質問でした。ギュリは、「私たちは日本でお世話になっていますので、そういう質問にはお答え出来ません」という趣旨の返答をしたんだったと思います。そしたら、翌日からマスコミは一斉に国賊扱。何とも了見の狭い国だなと思った一件です。同時期にサッカーの韓国代表が試合後に政治的メッセージを掲げたとして問題になりました。

これらのことは韓国の日本に対する異常とも言える嫌悪感を象徴する出来事となりました。愛国心をあまり表に出さない(出そうとしない、出せない)日本も日本ですが、マスコミも含め、あそこまでナショナリズムを煽る世の中もどうかと思います。実際には、日本社会も大統領の竹島上陸以降、韓国への不信感が広まり、マスコミでも一時韓流の自粛行動は見られましたが…。どうにか中和(?)できないものでしょうか。

いずれにせよ、あの席でのギュリの発言は立派でした。別に「独島は日本の物です!」って言った訳でもなく、単に立場上言わせないで欲しい…って態度を示しただけなのに、それを国賊、売国奴扱いした韓国のマスコミは最低だと思います。決してKARAのファンだから言っている訳ではありません。あれは国際的にみてもあまりに稚拙な反応であったと言わざるを得ません。

ま、それはそれとして、間違ってはいけないのは、KARAが親日だと過剰に思い込むことです。そう思い込んでしまうことが彼女たちを苦しめることにもなる。K-POPアイドルも韓流スターも皆韓国人であることを忘れてはいけません。国内での立場と外国、特に日本での振舞いにはかなり気を遣っているということです。そこをわかってあげた上で、応援していきたいものですね。