2014年1月18日

KARAの歩んだ道

このところ、メンバーの脱退問題でKARAの記事が続いてしまっているが、熱烈なファンの一人として是非とも書き記しておきたいと思う。どうかお許しを。

KARAは2007年、ギュリ、スンヨン、二コルの3人とリードボーカルのソンヒ(のちに脱退)を加えた4人体制でデビュー。映像は韓国MBCの公式YouTubeで公開されているデビュー曲「Break It」のパフォーマンスである。


この頃はソンヒの歌唱力を中心に据えた「正統派ダンスボーカルグループ」という印象が強く、「かわいらしさ」というコンセプトは皆無に近い。ただ、10代であるということもあり、当然アイドルグループとして受け入れられていた。

「KARA」は「少女時代」「Wonder Girls」と並んで、3大女性グループの一角を築こうとしていたが、他のグループに比べるとコンセプトが中途半端という評判が広がり、音楽番組に呼ばれる機会が徐々に減少。そんな中、グループの柱とも言える「ソンヒ」の脱退が発表され、KARAは一気にグループの存続さえ危ぶまれる程の状態にまで陥ってしまった。所属事務所では、KARA存続に関する話し合いが連日行われたという。

話し合いの結果、新メンバーを加えて、新しいKARAとして再出発を図るという方針が決定。その新メンバーこそがハラとジヨンである。幸いなことに、新生KARAは「Rock U」「Pretty Girl」と立て続けにヒットを飛ばし、2009年に発表した「Honey」は少女時代の「Gee」を破って初の1位に。名実ともにKARAはトップアイドルの座を射止めたのだ。映像はやはりMBCの公式YouTubeで公開されているもの。


この年、KARAは彼女達の代名詞とも言える「ミスター」で人気を不動のものとし、翌年2010年、ついに日本デビュー。それ以降の活躍は言わずもがな、日韓を越えて最も活躍する韓国女性グループにまで成長を遂げたのである。

4人体制の不遇の時代を経てトップに上り詰めていったことを考えると、今後のKARAもまた新しいメンバーを加えて成長していくことも充分に期待できることなのかもしれない。長年苦楽をともにしたであろうニコルとジヨンの脱退は確かに寂しいことではあるが、我々ファンは「第三期KARA」に期待をかけようではないか。少なくとも、私個人はそう考えてあげようと思っている。

※YouTubeの映像に関して
映像は権利者サイドが無償で公開しているものですが、ダウンロードする行為は「違法」となりますのでご注意下さい。当ブログではYouTube映像を「共有」させて頂く形でご紹介しています。視聴すること自体に何ら問題はありません。