京畿道(キョンギド)にある議政府(ウィジョンブ)306補充隊。入隊者はまず基礎訓練を受けるため、こういった訓練所のある施設へ入るのだ。入隊者とその家族や友人は中に入れるが、ファンとて部外者が施設内に入ることは許されない。ツアーの参加者がかなり多かったらしく、ユナクくんの挨拶などはこの写真の左奥に作られたスペースで行うとのこと。自前で来た人たちへの対応は特にないとのことで、我々は仕方なく正門前で待つことに…。
入隊式は午後1時半から。この日のソウル市内は最高気温が12度とかなり冷え込んだが、天気が良かったのでさほど寒さは感じない。街の木々は黄色や赤に色づき、すでに冬の様相を見せていた。日本でいえば、札幌くらいの気候にあたるのかもしれない。
1時20分ごろだっただろうか、事務所スタッフや軍の関係者に囲まれたユナクくんが我々のいる正門前にやって来た。写真には写っていないが、キャップをかぶった本人はしっかりと目に入ってきた。
正門前は中へ入る入隊者の家族と見送りに来た日韓のファン達が入り乱れて人だかりに…。ユナクくんはずっと手を振ってくれてはいたが、がっちりとガードされたまま立ち止まることなく施設内へ入って行ってしまった。
入隊式が始まって約15分。彼らを乗せた事務所の車が早々と中から出てきた。混乱を避けるため、門から歩いて出てくることはなかった。それに続いて、ツアーのバスが左奥のスペースから続々と出てくる。バスは全部で20台近くはあっただろうか、1台に30人は乗っているとすれば、ツアー参加者は少なく見積もっても500人は下らないということだ。バスが出払った頃、我々もこの場を去るように言われる。
皆さんがネットやテレビなどでご覧になったであろう、ユナクくんの挨拶と別れのシーンを直接見ることは出来なかったものの、少しではあるが、正門前で彼らの姿を実際に目にすることが出来たので、足を運んだ甲斐はあったと言える。
この日入隊した韓国人男性は約500人。果たしてこうした現場に足を運ぶことが日本人として相応しい行動なのかどうかは迷ったのだが、もし入隊する人物が近しい存在なら、たとえ国籍は違っていたとしても絶対に見送りには来たはず。普段決して見ることの出来ない貴重な体験をさせてもらったと解釈してみようと思っている。
映像は、そんな超新星の韓国語楽曲「アンニョン(さようなら)」。この曲はデビュー当時の2007年の曲で、今月16日にさいたまスーパーアリーナで行われた、入隊前最後のファンミーティングでも久しぶり披露されたとのこと。もちろん永遠の別れではないのだが、単純に曲名と曲調がピッタリということで選ばせて頂いた。4年前の彼らの姿が何とも初々しい。
日本活動の大黒柱でもあったユナクくんの入隊はファンにとっては寂しいことだが、韓国人男性なら誰しも通らねばならない道だ。従軍期間は1年8か月と聞く。日本進出の後続組には日本語が堪能なグループも多く、虎視眈々と日本での成功を狙っている。残された5人のメンバー達にはしっかりと「超新星」という看板を守っていってもらいたい。地固めはしっかり出来ているのだから…。
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