2012年9月3日

K-POPに挑んだ人物②

K-POPに挑んだ人物としてもう一人ご紹介したいのが「ICONIQ(アイコニック)」だ。彼女は2010年に華々しくデビューしたエイベックス所属のアーティストなのだが、実はそれ以前に韓国で数年間にわたり活動していたことが知られている。彼女は鳥取県出身の在日韓国人三世。日本人と同様、在日韓国人が韓国社会で成功を収めるのも至難の業だ。


彼女は中学2年の時に韓国旅行をした際、韓国の芸能事務所にスカウトされ、2000年に渡韓。2年の厳しいレッスンを経て、2002年にアイドルグループ「Sugar」の一員としてデビュー。翌年にはホリプロと契約し日本でも活動していたが、2006年「AhYooMi」としてソロデビュー。倖田來未がカバーした「Cutie Honey」を自ら韓国語に訳して歌った。


「Sugar」は2006年いっぱいで活動を休止。「AhYooMi」としても、「잘못된 만남(チャモッテンマンナム)=間違った出会い」とその後の企画アルバムへの参加をもって韓国活動を終え、2008年には韓国の「SMエンタテインメント」から日本の「エイベックス・エンタテインメント」に移籍、活動の場を日本に求めた。芸名も「伊藤ゆみ」に改め、ドラマや映画に精力的に出演していく。そして、2010年に「ICONIQ」が誕生するのである。

韓国での活動が大切な礎となったことは間違いないが、韓国籍の彼女でさえも様々な苦労を味わったであろうことは察するに余りある。日本の芸能界、市場に比べると、韓国のそこはかなり閉鎖的で生きにくい世界のようだ。


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